こんにちは、フリーランスエンジニアになって1年のぽんねぐです!
「フリーランスエンジニアの採用面談って転職の面談とは違うの?」「採用してもらうためのテクニックはあるのかな?」といった悩みはお持ちでしょうか?
今回はそんな悩みをお持ちの皆様に対して、実際に初回面談で採用頂くことに成功した私の体験談をまとめましたのでご紹介します!
フリーランスエンジニア転身から1年が経過する中で面談をいくつか受けました。転職活動時とは違った印象を持ったため、これからフリーランスエンジニアになって面談を受けたいと考えているエンジニアの皆様に少しでも情報の足しになればと思い、記事を書こうと思いました!
それでは、よろしくお願いします!
【実績】フリーランスエンジニア転身後の面談結果
2023年に退職してからフリーランスエンジニアとして面談した回数と結果は以下となります。
会社 | 面談実施時期 | 面談形式 | 結果 |
---|---|---|---|
A社 | 2023年8月 | オンライン | 採用 |
B社 | 2024年5月 | 対面 | 採用 |
C社 | 2024年5月 | オンライン | 不採用 |
D社 | 2024年5月 | オンライン | 不採用 |
独立して初めての面談がA社で一発採用頂けました!単価と職場の立地条件がかなり良かったので他企業は受けず、ご縁があった企業様に決めました。継続してオファー頂いてましたが、更に技術よりのことをしたいと感じるようになり、2024年5月のタイミングで市場調査も兼ねて面談を実施したという経緯です。
その結果、上記表のように採用率は50%となります...うーん、コメントしづらいですね。人によって判断は分かれそうですが継続的に案件を獲得するという意味では、悪くないと私は割り切りました。
それではここからフリーランスエンジニアの面談について詳しく見ていきましょう!
フリーランスエンジニアの面談について解説
面談までの準備は何をすればよいか?
皆さん、フリーランスエンジニア面談はどのような準備をすればよいか気になりますよね?私はいつも面談前はソワソワするタイプなので事前準備を大切にしてます。
ここでは面談の準備を「前日までの準備」と「当日の準備」の2つに分けて整理したいと思います。
前日までの準備
以下4つが前日までに準備することになります。
職務経歴書の準備
職務経歴書を確認した上で面談へ進むか企業様が判断するため、職務経歴書については案件探しのタイミングでは完成している必要があります。どんな技術が響くか分からないため、取り扱った技術は漏れなく記載しておきましょう!
職務経歴書の説明箇所検討
面談実施時には自分がアピールしたい経験を多くても3点ほどに絞って分かりやすく説明する準備をしましょう。
NGな説明の仕方
自分の経歴を古い順番で全て話す
私は以下の流れで職務経歴書を説明しております。
- 氏名、年齢、業界歴の紹介
- 前職の案件①での簡単な概要説明とポジション
- 前職の案件②での簡単な概要説明とポジション
- 直近の業務内容とポジション
当日までに話す内容を固めてすらすらと話せるように練習しましょう!
質問対策
職務経歴書の作成と話す内容の取捨選択が完了したら職務経歴書で質問がありそうな部分の想定をします。特に自己紹介で説明する部分は質問されやすいので、すらすら答えられるようにある程度想定しておきましょう。
例:課題やタスクの管理ツールは? 失敗経験はあるか? インフラの知識はあるか?
逆質問事項の検討
面談時には必ずと言って良いほど逆質問の時間帯はあります。
その場ですぐに思いつく人は良いかもしれませんが、私はそんな能力が高くないので事前に考えて臨みます。私は「全案件に共通する質問集」と「案件個別の質問集」に分けて準備しております。
全案件に共通する質問集は他の面談でも使い回せるので、リスト化しておくと良いでしょう!
当日の準備
基本的には、前日までに準備は終わらせましょう。
面談当日の準備としては「服装」と「経歴書の最終確認」をすれば完璧です!服装はスーツが望ましいです。フリーランスと聞くとカジュアルな服装でも良いのかな?と思いがちですが第一印象は大事です。スーツで悪い印象を持たれることはありません!
面談前は経歴書を最終チェック!前日までに考えた構成で自分が話す順番を確認しましょう。とはいえ、丸暗記はNGです。暗記することによって相手の目を見ていなかったり、早口になったりと覚えた文字を言い切ることが目的になってしまいます。話す構成・順番だけ記憶しておいて、言葉選びは自由にしましょう!
面談当日についての説明
ここからは、実際の面談に関して以下4つに分けて説明します。
フリーランスエンジニア採用面談の流れ
面談の流れは企業や採用担当者によって違うと思いますが、私の経験では全て以下の流れでした。
step
1簡単な挨拶
まずはお互いに簡単なご挨拶をします。名前を言い合う程度です。
step
2参画予定の案件概要説明
採用担当者より案件概要の説明があります。書面では分からなかった情報を整理していきましょう!
step
3案件概要説明に対する質疑応答
説明中に都度質問する場合もありますが、説明し終わった後に「何か質問ありますか?」と聞かれます。「無いです」とは言えませんね😂
step
4自己紹介と経歴説明
今度は採用担当者側から自分の経歴について質問をされますので、結論ファーストで回答しましょう。
step
5最終確認
面談が終わる前に総じて質問が無いか確認されます。ここでは本当に聞きたいことがあれば質問しても良いですし、ここまでのやりとりで十分に質問出来れていれば無理にひねり出す必要はありません。
私が経験したパターンは全て上の流れでした。正社員の面談とは違い、何がしたいか?どう成長したいか?は聞かれません。
フリーランスエンジニアの採用は参画案件で「どのように活躍出来るか?」「どんなバリューを出すことが出来るか?」を重点に置いてます。
また、面談する際のポイントを以下にまとめました。
実際に受けた質問事例
次に私が面談で受けた質問事例をご紹介します。どんな質問が来るの?怖い!と思っている方の参考になればと思います。
〇〇の案件でPLを担当と記載ありますが具体的にどのようなことを行ったの?
週次進捗管理、毎月の工数管理、顧客への説明など活動内容は多岐にわたります。
特に工夫した点を挙げると顧客説明時には常にポンチ絵を用いて視覚化することを意識しました!
うちの案件ではAWSを使うのだが、利用経験はあるかな?
実業務では無いですが、自身の勉強として登録し、簡単なVMを作成した経験はあります。
またAWSではないですが、Azureであればネットワーク周りを担当した経験はあります。
自分でAPIを作成した経験はあるか?
…えっと
上流工程を携わることが多く、API自作経験は無いです。。
以上のような質問がありました。基本的には経歴書の深堀ですが、自分が理解していないことを聞かれると焦りますね。変に知ったかぶりしてしまうと、、
「更に深堀される」 → 「薄っぺらい回答しかできない」 → 「信用されない」
といった悪循環に入りますので分からないこと経験していないことは素直に答えると良いでしょう!
どのようにアピールすればよいか?
面談時のアピール方法は色々あるかと思いますが、私は以下を意識してます。
参画意欲を見せる
同じようなスキルを持った人が面談していますので、その中でも「たくさん働いてくれそう」「期待以上の価値を提供してくれそう」とマインド面で一歩リードするようにします!
コミュニケーション取りやすいと思ってもらう
プログラマーでもコミュニケーションを取らずにソースコードを書くだけってことは無いでしょう。チャットやメールをしたり対面で会話したりとコミュニケーションは様々発生すると思います。会議の場で良い雰囲気を作りそうと思ってもらえるように笑顔で適度に相槌を打つことを忘れないようにしましょう😊
正社員の採用面談との違いは?
ここまでで何となく正社員の採用面談とは違うところ、同じところが見えてきたかもしれません。私が感じた正社員の採用面談との違いを以下にまとめました。
項目 | 正社員採用 | フリーランスエンジニア採用 |
---|---|---|
志望理由の確認 | 確認されることが多い | 確認されない |
職務経歴の確認 | 確認される | 確認される |
面談中メモの利用 | メモは見れないことが多いので暗記が必要 | 経歴書やメモ帳を開きながら面談するため暗記は不要 |
採用判断 | 長期的に見て活躍しそうか? | 今回の案件のみで活躍出来そうか? |
簡単に私が経験した面談での違いをまとめてみましたが皆さんはいかがでしょうか?
まとめ
今回の記事では、フリーランスエンジニアの採用面談について実体験をもとに記載しました。
今回のポイントをまとめますと、次のとおりです。
- 面談の流れのパターンはある程度同じであるため準備はやりやすい
- 参画する案件で「どのように活躍できるか」を意識する
- 不採用でも類似の技術を用いた案件はたくさんあるので気にしない
本記事によって、フリーランスエンジニアの面談イメージが少しでも付いて、自分もフリーランスエンジニアになってみようと思う方が増え、実際に採用を掴んで頂ける嬉しいです。
何か不明点などございましたらコメント欄に記載頂けたらと思います!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。