こんにちは、フリーランスエンジニアになって1年のぽんねぐです!
今回の記事では、フリーランスエンジニアとして初めてのSES案件を獲得したものの、1か月更新のため「継続して更新してもらえるか不安」や「現場で評価されるにはどうすれば良いのか?」といった悩みを抱える方に向けて、現場継続の秘策を5つに絞って紹介します。
私はフリーランスエンジニアとして、初めて参画した現場が1か月更新の契約で、現在もその現場に携わっています。ただし、1つのプロジェクトを継続しているわけではなく、「システム導入が完了してプロジェクトが終了したり」、「顧客の都合によりプロジェクトが1年間停止する」といった状況で、同じ現場でいくつかのプロジェクトを変更する経験をしています。
このように、変化が激しかった1年間で契約を継続して更新し、「今後も長期的に支援してほしい」との言葉をいただき、さらに単価アップも2回実現できた私が、現場で心掛けたポイントを紹介します。
現場継続の秘策5選
自発的にコミュニケーションを行う
はい、当然ですよね。エンジニアはコミュニケーションを取らなくてもいいのでは?プログラムを黙々と書けばそれで十分じゃないか、と思う方もいるかもしれませんが、現場で継続して働くためには、コミュニケーションが不可欠です!
ただし、ここでいうコミュニケーションは、それほど難しく考える必要はありません。出社時に笑顔で「おはようございます」と挨拶することや、最近の出来事を話したり、相手の趣味を聞いてみたりと、簡単な会話で十分です。
無愛想に机に向かっているだけだと、自然と「話しかけないで」というオーラが出てしまい、日常的な会話がしにくい人だと認識されかねないので、注意が必要です。誰しも、一緒に働く人が安定したメンタルで、話しかけやすい人の方が良いと思いますよね?
ただし、ここで1点注意です。相手は大切なお客様ですので、コミュニケーションを取る際には配慮が求められます。自分のペースで一方的に話を進めたり、忙しそうな人に無理やり話しかけることは、良いコミュニケーションとは言えません。
相手の気持ちを理解しながら、話しかけるタイミングを見計らったり、相手の話を適度に聞いているか確認することで、評価が上がり、継続して発注してもらえるようになります。
様々なシーンで存在感を高める
技術の移り変わりが激しいIT業界では、厳しい言い方になりますが、同じ技術スタックを持つエンジニアは代わりが効く存在になりがちです。自分よりも単価が安く同じようなスキル感を持っている人が現れたら交代されるかもしれません。
少し難しく感じる方もいるかもしれませんが、同じ現場で継続するために存在感を高めることは非常に効果的です。では、具体的にどうすれば存在感を高められるのか?私が実践している方法をご紹介します。
上記は私が実践している方法の一部ですが、プロジェクト内で存在感を高めると「〇〇さんに聞けば方向性が決まる」や「他のプロジェクトでも手伝ってほしい」などと、頼られる存在になります。
少しの失敗は問題ではありません。むしろ挑戦しないことが大失敗ですので、積極的にアピールして成果を出し、評価を高めていきましょう!
自信を持って、遠慮せずに意見を伝える
お客様に自分の意見を伝えるのは勇気がいりますよね?「不機嫌にさせたらどうしよう」、「自分の考えが正しいか分からない」と躊躇し、結果として何も言えなかった経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には、自分の意見を伝えたことで悪い評価を受けることはほとんどありません。仮に間違っていたとしても、その後訂正すれば問題ありません。また、不機嫌になるような人は、重要な判断を下す立場にないことが多いです。
お客様の立場になって考えてみてください。お客様は専門的な知識を持ったエンジニアを採用し、その意見や提案を求めています。それにもかかわらず、意見をなかなか言わないエンジニアがいたら、お客様は「この人に依頼する意味があるのか?」と感じてしまうでしょう。
特にITの現場では、技術的な判断や提案がプロジェクトの成功に直結します。だからこそ、しっかりと意見を伝えることが信頼を築く鍵となります。
自分がプロジェクトをリードする意識を持つ
プロジェクトにアサインされると、それぞれのポジションやタスクが明確になります。WBSを使い、いつまでにどのタスクを完了させる必要があるのかを意識するでしょう。
しかし、案件を継続して依頼してもらうためには、単に自分の役割内で仕事をこなすだけでは不十分だと私は考えています。タスクを完了すること自体が目的化してしまうと、周囲の状況が見えなくなりがちです。プロジェクトの最終的なゴールはシステムの安定リリースにあることを忘れないようにしましょう。
システム開発においては、全体を俯瞰して捉え、自分がどのように立ち回ることでプロジェクト全体が安定して進行するかを常に考えることが重要です。プロジェクト全体のタスクや課題に漏れはないか?システムの最終的な品質にどのように貢献できるか?このような上位レイヤーの視点を持って取り組むことで、システムの安定したリリースだけでなく、顧客からの信頼を得ることができます。
特にIT業界では、個々のタスクの達成だけでなく、プロジェクト全体の進行や成果を見据えた行動が、長期的な信頼と継続的な依頼につながります。
顧客が本当に望んでいることを深掘りする
顧客が提示する要求や仕様の背後にある、根本的なニーズや課題を理解し、それに対して最適なソリューションを提供することで、顧客の満足度を高めることができます。
単に言われたことをそのまま実装するのではなく、顧客のビジネス全体を理解した上で、「なぜその機能が必要なのか」「どの問題を解決しようとしているのか」を考えることが重要です。隠れたニーズや未定義の要求を見つけ出すことで、より価値のある提案ができるようになります。
そのため、私は顧客から提示された仕様について、本当に必要なものかどうか、常に自分の視点から見直しています。業務フロー全体を考慮し、より良い仕様を提案できるかどうかを検討することが、プロジェクトの成功に繋がります。
大前提ですがこれは決して顧客を信用していないわけではなく、ITの視点を活かして業務をさらに改善するための試行錯誤の一環です。最終的な目標は、顧客にとって最良の結果を提供することです。
まとめ
今回の記事では、1か月更新のフリーランスエンジニアでも継続して発注してもらうための秘策を5つ紹介しました。
今回のポイントをまとめますと、次のとおりです。
- 自発的なコミュニケーションを心がけ、存在感を高めることで、周囲からの信頼を築くことが重要
- 顧客のニーズを深掘りし、プロジェクト全体を俯瞰して見ることで、より価値のある提案が可能
- 自信を持って意見を伝え、プロジェクトをリードする意識を持つことで、顧客からの継続的な依頼や評価の向上につながる
フリーランスエンジニアとして現場で継続的に評価され、信頼を得るためには、単に与えられたタスクをこなすだけでは不十分です。これらのポイントを実践することで、フリーランスエンジニアとしてのキャリアをより充実させることができるでしょう。
本記事によって、多くのフリーランスエンジニアの方々が継続した受注を獲得することが出来ればうれしいです。
何か不明点などございましたらコメント欄に記載頂けたらと思います!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。