ITスキル・ノウハウ

知らないと損!アドオンとアドインの違いを実例で解説

2024年10月15日

アドオンとアドインの違いとは?

こんにちは、ラーメン好きなフリーランスエンジニアの”ぽんねぐ”です。

かけだしエンジニアであれば、「アドオン(Add On)」、「アドイン(Add In)」という言葉を先輩や上司が使っているのを一度は聞いたことがあるかもしれません。

良く似た用語だけどぶっちゃけ違いってなに?使い分けしているの?こんな疑問をお持ちではないでしょうか?

この記事では、アドオンとアドインの違いを具体例を交えてわかりやすく解説し、メリットデメリットもお伝えします。

また、業務効率化のための自作Excelマクロを以下で紹介しておりますので、見て頂けたらと思います。

まずは簡単に私のことを紹介します。

プロフィール

・システムエンジニア歴:6年(会社員:5年、フリーランス:1年)

・退職後すぐに案件獲得に成功し、1年間継続中

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それでは始めていきましょう。

アドオン(Add On)とは?

まずは「アドオン」から見ていきましょう。アドオンは、既存のソフトウェアに後から追加されるオプションの拡張機能を指します。簡単に言えば、「使いたい人だけが追加できる機能」ということです。

例えば、Webブラウザの拡張機能がその典型です。Google ChromeやFirefoxでインストールする「広告ブロッカー」や「パスワード管理ツール」などがアドオンに該当します。これらは基本的にブラウザが動作するために必須のものではなく、ユーザーの利便性を向上させるための「オプション機能」です。インストールも簡単で、不要になれば簡単に削除できます。

アドオン例を以下に紹介します

・Google Chrome: 広告ブロッカー(AdBlock)、Grammarly

・Mozilla Firefox: NoScript(スクリプトブロッカー)、テーマ変更ツール

・Microsoft Outlook: Boomerang(メール送信スケジュール)、Zoom連携

・Thunderbird: Lightning(カレンダー管理)、Enigmail(暗号化ツール)

・Gmail: DropboxやGoogle Keep連携ツール

アドイン(Add In)とは?

一方で「アドイン」は、特定のアプリケーションに密接に組み込まれた拡張機能のことです。こちらはアプリケーションと深く連携し、そのソフトウェアの中核機能に直接影響を与えることが多いです。

ソフトウェアの例で言うと、Microsoft Excelに搭載される「分析ツールパック」や「VBA(Visual Basic for Applications)」がアドインです。これらの機能はExcelのデータ分析や自動化において非常に強力で、Excelの標準機能を大幅に拡張します。

アドインは後からインストールできますが、アプリケーションの機能の一部として深く組み込まれるため、アドオンよりもシステム全体に与える影響が大きいです。

アドイン例を以下に紹介します

・Microsoft Excel: 分析ツールパック、Solver(最適化ツール)

・Microsoft Word: Mendeley(参考文献管理ツール)

・Microsoft PowerPoint: スライドライブラリ、音声ナレーションツール

・AutoCAD: 専門的な3Dモデリングツール、電気設計モジュール

・Visual Studio: Resharper、NCrunch(継続的テストツール)

アドオンとアドインの違いをかけだしエンジニアでも分かる身近な例で解説

普段ソフトウェアを使い慣れていない人にも分かるように、アドオンとアドインの違い身近な生活用品を例に出して解説します。

アドオン」は、スマホに付けるケースのようなものです。スマホケースは、もともと持っているスマートフォンに後から追加することで、デザインや耐久性を向上させますが、ケースがなくてもスマホ自体は普通に使えます。必要に応じて簡単に付け外しできるところがポイントです。

一方、「アドイン」は掃除機の交換用ヘッドのようなものです。掃除機のヘッドを変更することで、カーペット用やフローリング用などに切り替えられますが、掃除機そのものの動作には不可欠な部品です。掃除をするためにはヘッドが必ず必要で、これがないと掃除機の機能を十分に活かせません。

アドオンとアドインの「メリット・デメリット」

以下にアドオンとアドインのメリットデメリットをまとめてみました。

メリット/
デメリット
アドオンアドイン
メリット軽量で簡単にインストール/削除できるコア機能を強力に拡張
必要に応じてカスタマイズ可能業務効率を向上させる
パフォーマンスへの影響が少ないソフトに深く統合され安定した動作
デメリット限られた機能しか追加できないインストールや管理が複雑
アドオン間で互換性の問題があることもパフォーマンスへの影響が大きい場合がある
アップデートや互換性の問題が発生することがある

アドオンは日常的な使い方で、必要なときに気軽に追加・削除ができる便利なツールであり、アドインは業務効率や専門的な作業を向上させるための強力な拡張です。それぞれの特性を理解し、利用シーンに合わせて選ぶと良いでしょう。

まとめ

アドオン」と「アドイン」はどちらもソフトウェアの拡張機能を指しますが、その影響範囲や組み込み方に違いがあります。アドオンは比較的軽量で、外部から簡単に追加・削除できる機能ですが、アドインはアプリケーションの中核に深く組み込まれ、より強力な拡張を行います。

日常的に使うアプリケーションや、仕事で使用するITシステムにおいて、この二つの違いを理解しておくことで、適切な機能追加やシステムのカスタマイズが可能になります。

私自身も今回の記事にするまでは、あやふやに認識している部分があったため、調べてまとめることで明確な違いを知ることが出来ました。ぜひ、次回ソフトウェアを使う際には「これはアドオンか?アドインか?」と意識してみてください!

理解した画像

何か不明点などございましたらコメント欄に記載頂けたらと思います!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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