こんにちは、ラーメン好きなフリーランスエンジニアの”ぽんねぐ”です。
この記事をご覧になっている方はIT業界で働いて3年~5年が経過し、フリーランスエンジニアになってみようかなと考えている方ではないでしょうか?
フリーランスエンジニアって資格が必要なのか気になりますよね...
私も独立時に調べましたが、フリーランスエンジニアの生の情報ってあまり無いんですよね。そんな皆さんに向けて実体験をもとに書きました。
この記事では以下のようなお悩みを短時間で解決できます。
本題に入る前に、この記事を書いている私について簡単に紹介させて下さい。
それではさくっと紹介していきます。
フリーランスエンジニアに資格は必要か?
最初に結論をお伝えしますと、資格は「全く必要ありません」です。
ただし、これはあるとダメというわけではありませんので、誤解なさらないようにしてください。
私が「必要ない」と言っている意味は、フリーランスエンジニアとして仕事を獲得したり、現場で継続するためには資格が必要か?という問いに対して必要ないということです。
なぜ必要ないか?
理由1:仕事獲得時には業務経験を重視されるため
まず、仕事獲得時に資格が必要ないという理由ですが、案件を探す際には業務経験から自分が使えるプログラミング言語や工程などをベースに探します。その際、資格があるからといって面談へ進めるわけでは無いため、業務経験を豊富にする方が案件の幅が広がります。
そして、仕事獲得するためには、面談があります。面談時にも同じく業務経験をベースにどんなことが出来るか?どのポジションでどんな活躍をしたか確認されるため、資格が多くても業務経験がすっからかんだと採用してもらえる確率は下がります。
採用者側の立場に立って考えてみましょう。あなたが採用する際に、業務でプログラミングをしたことは無いが、Javaの資格を持っている人をJavaを使う開発案件で取ろうと思いますでしょうか?ちょっとリスクに感じませんか?
私が採用担当であれば、他に業務でJavaを経験している人はいくらでもいるので、あえて採用しようとは思いません。
理由2:現場継続には成果が求められるため
次に、うまく仕事獲得できた後、実際現場で重視されるかという点ですが、こちらも資格があるから現場継続とはなりません。
現場で求められるのは成果です。どれだけプロジェクトに貢献しているか?報酬に見合った仕事をしてくれているか?が重要です。
そのため、資格取得よりもプロジェクトに貢献するための方法を学ぶ方が優先となります。
実際に資格をアピールした時の話
ここでは、実際に”ぽんねぐ”が面談時に資格のアピールをした際のことを書きます。
当時はOracle Master Gold DBA 2019を取得したばかりということもあり、知識は新鮮でした。
へぇOracle Master Gold持っているんだ。すごいですね!
ちなみにGoldってどんな内容ですか?
マルチテナントやPDB,CDBといったOracleの構成など大規模システム向けの内容です。
なかなか難しそうですね。。
たくさん勉強したんですね!
はい!半年くらいですかね。
結果は???
→不合格!!!
なんでやぁぁぁああ😥
こーんなことがありました。
後からフリーランスエージェントを通じてフィードバックを聞くと、以下だったらしいです。
- 意欲:◎
- コミュニケーション能力:◎
- プログラミングの業務経験:△
んー、確かにプログラミングに関するコアな質問をされてあまり答えられなかったです。。。
ということで、フリーランスで資格を持っていても大きい評価に繋がることは基本的に無いので、業務経験を積んで内容を整理しましょう!
参画現場で面談実施者に確認した時の話
こちらも実際に”ぽんねぐ”が現場へ参画し、面談実施者×2人に確認した時のお話です。
当時の面談時にはOracle Master Silver DBA 2019と生産管理関係の資格を持っておりました。
採用の際に資格って見たりしますか?アピールになります?
あまり見ないかなぁ。
それよりも「どんな業務を経験したか」と「コミュニケーションは問題ないか」を見ているよ。
資格持っていても「採用」とはならないね。
もちろん参考程度に聞くことはあるかもだけど...
実際に確認してみても、資格は重要ではないと分かりました。
資格を持っていて役に立った経験はあるか?
全く役に立ってないかと言われるとそうではありません。
以下のポイントで、資格を持っていて役に立った経験はあります。
知識が増え、自身を持って特定の分野について語れる
資格取得は、特定の分野を体系的に学ぶことで、知識を深める手段です。
私は知識が増えたことで、業務の幅が広がり、より高度な開発ができるようになり、自信を持って仕様の提案を行うなど、さまざまな良い効果が得られました。
周りから相談されることが増えて、人に頼りにされる
資格を持っていることが周囲に知られ、相談される機会が増えました。
私の場合は、DB関連の資格を持っていたため、DB設計時にテーブル構成を相談されたり、レスポンスの良い構成を聞かれたりと相談に乗る場面はありました。
私は人から褒められたり感謝されたりすることが好きなタイプですので、こうした信頼によって大きな幸福感を得ることが出来ました。
モチベーションアップになる
資格の勉強をして合格すると、それが大きな成功体験となります。
特に難易度の高い資格に合格した際は、「やっと勉強が終わった」というより、「次は何を学ぼうか」と新たな挑戦意欲が湧いてくるものです。
このように次への勉強意欲が高まることで、知識がさらに広がり、良い循環が生まれていると実感しています。
資格以外に必要なスキル・経験は?
では、今までの内容で資格については取得不要とお伝えしましたが、資格以外で必要なスキルについて解説します。
私の経験ではフリーランスエンジニアには以下のスキル・経験が必要と分かりました。
新規システムの開発経験
前述の通り、フリーランスエンジニアとして仕事を獲得するためには、業務経験が不可欠です。
とはいえ、フリーランスとして働く際、できるだけリスクを抑えて働きたいと考える方も多いでしょう。そのためには、システム開発の全工程に関わった経験や知識が重要です。
なぜなら、採用者は未経験の工程をリスクを冒してフリーランスに任せたくないからです。可能な限り全ての工程を経験しておくことで、採用時に自分をアピールしやすくなります。
コミュニケーション能力
フリーランスエンジニアには必ず面談がありますが、その際、採用側はコミュニケーション能力も重要視しています。
この記事を読んでいる方の多くはシステムエンジニアの経験があるかと思います。システムエンジニアとして働いていると、会議が多いことはよく分かるはずです。
たとえプログラミングだけが主な業務であっても、進捗報告や課題の共有のために会議で話す機会はありますし、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は日常業務の一環として欠かせません。
そのため、基本的なコミュニケーションスキルを問題なく発揮できることは必須条件と言えるでしょう。
また、面談の流れなどは以下でご確認ください。
特定のプログラミング言語の業務経験3年以上
参画できる案件の幅を広げるためには、特定のプログラミング言語を使った開発経験が重要です。
フリーランスエンジニア向けの案件はプログラミング関連が多く、特定の言語に精通した人材が求められる傾向があります。
特に、3年以上の経験があると、必須要件を満たしやすくなるため、特定のプログラミング言語での実務経験は非常に重要です。
まとめ
この記事では、フリーランスエンジニアは資格が必要であるかについて実体験をもとに解説しました。
ポイントは以下となります。
- フリーランスエンジニアに資格は「不要」
- フリーランスエンジニアとして仕事を獲得し、働き続けるためには「業務経験が必須」
- その他の必要なスキル・経験としては「全工程の開発経験・コミュニケーション能力・プログラミング言語利用3年以上」
また、フリーランスエンジニアとして現場に参画出来た方は、以下にて現場継続のコツも紹介しておりますので、ご興味があればご覧ください。
本記事によって、フリーランスエンジニアを目指す方の参考になれたらうれしいです。
何か不明点などございましたらコメント欄に記載頂けたらと思います!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。